2023/05/18
5段活用と4段活用はどう違うのか?
その答えはここに掲載しました!
例を挙げます。
四段活用
未然、連用、終止、連体、已然、命令
打つ、た ち つ つ て て
ta ti tu tu te te
五段活用
未然、連用、終止、連体、已然、命令、志向
書く ka ki ku ku ke ke ko
『四段活用も五段活用も本来同じことなのですが、
仮名遣いの差から生まれたもの区別に過ぎない。
というよりも、戦後、現代仮名遣い画制定された結果、
それにあわせて五段活用というものが考え出されたのである。
歴史的仮名遣いの場合だって、母音Oの志向形は、発音として
存在した。
それが書くときはA段の仮名つまり『か』『さ』『た』
などで表されるため、未然形と同じになってしまい、
区別されなっただけの話である。
このことは、一番簡単なパターンであらわすなら、
五段活用=四段活用(仮名でかいの差)
小西勘一著 洛陽社『国文法のちかみち』より引用。
つまり、活用形の名称にあまりとらわれなくても良いということなのです。
完