2023/05/01
いずな書房の発行する
現代国語の問題演習が課題となりました。
今回は社会言語学者の田中克の
『ことばが人間をつくる』
が材料として出ました!
最後の問題の問いには出てこないのですが、
この文章の結論が、文字面だけを読む生徒には
全く理解不能なのです!
①まず著者紹介を読むこと!
次は構造主義緒を理解すること!
レビストr-スで説明しました!
③そして一番わかりにくいのがこの7段落目の結論文です!
7段落目の第一文と最後の文を二項対立で読み解く為には
この文章に書いていない事柄を
頭脳の中で結び付けないと読めないのです!
非定住遊牧民が侵略と奴隷化を推し進める過程で行う戦争を
想像すると第一文は1400年代から500年かけてスペイン人
たちがコンキスタボーレスとして行った2億人以上のインディオ
の大量虐殺、現在も決着を見ていないロシアによるウクライナの
富の収奪を思い起こすことができます。
ウクライナ言語をしゃべったという理由で拘束され、拷問され、
虐殺される人間社会の危うさに『言語』が張り付いている
恐怖を感じないわけにはいかないのです!
それに比べて、さまざまな時代に各所の狭い津々浦々、
田舎の山村に分れて定住し、漁労、米つくりを基本として
日ノ本という国家を維持できた日本もつ僥倖を幸か不幸か
という形容でまとめた最終文に作者の深い警戒心と危惧の
念を読み取る作業は普通の高校生には不可能であると感じ
ました。
幸い、元寇とGHQという2回の外からの侵略を経験し
独立国として振舞うことを表面上許されている現状がいかに
危うい基盤のうえに成り立っているかを考える
材料を3つ提示しました。
①労働厚生はがん患者へのインタビューからガンの原因
を探ったとして原因の1番2番にタバコと飲酒を挙げている、
一方でWHOの統計資料ではガンの原因の第一は食品である
と明記している不可解さ。
る。
②もう10年以上も以前にこの南京大虐殺事件は2人のアメリカ
人ジャーナリストが意図的の別の事件の写真を貼り付けたり、
人口が30万いないはずの南京市民30万虐殺するというあり
えない話を捏造したことが明らかになったあとでも外務省が
HPに『南京大虐殺の謝罪文』出している珍妙さ。
・大部分の日本の若者は今だにこれを信じている
が、二港事件、青洲事件のなかで無抵抗の善良な日本人が無残
な虐殺を受けて殺害されたことを全く知らない事実。
③昨年4月に国会での審議もなしに、つまり国民の知らない
ところで水道方の改訂が行われ、今までの10倍の農薬が
水道水の中にはいいていてもOKであると国の基準が改悪
されたことは高校生のほとんどはしらないのです。
以下はまだ高校生と話し合っていない内容ですが参考まで
に挙げておきます。
・アメリカとの共同歩調で排除したはずのファーウエイ
が横浜に巨大な敷地に日本研究所を持ち東京大手町に
ファーウエイ日本株会社を構え、
大阪梅田にカスタマーセンターを持つ不可解さ。
・消費税10パーセント導入とともに国民と痛みを共
にするという自民党政権が衆議院選挙で大勝したこと
を奇貨として満場一致で議員の定数を増加させた国会
議員たち国民への裏切り、またその事実
誰一人として糾弾しなかったマスコミのふがいなさ。
・世界一食品添加物が許可されている労働厚生省の
事務の不可解さ!
・財政法4条の規定で国債を禁止してる制定意図
・一般予算は国会の審議の対象になりTVでも放映さ
れるが、戦時予算のはずの特別会計は何故存続してい
るのか!支出に対して国民派の報告義務はないのか?
などです。
つまり、公の行政、国会の行動自体を信じてよい時代は
過ぎ去り、我々国民が監視、糾弾していく時代に移行し
ているのに我々はそれを怠っては似ないのかという自問
自答になってブーメランのように返ってくるのです!