2019/12/27
『なむ』の識別『学校から配られたこの種のプリントをしっかり
復習しなかったから期末テストで痛い目にあいました。
このプリントからしっかりやり直します。』
賢明なる読者の皆さんは、この模範的な発言は、
どこでも通用するすばらしいものだと思いますか?
困ったことに、それは大間違いなのです。
トーマス・クーンが提唱したパラダイムシフトが古典学習において生じたからです。
世の中の権威と狭い自分の体験だけから、学校のスタンダードに合わせておけば間違いないだろうという
思考の怠慢を私は許せないのです。ロゴスを震源地としてパラダイムシフトが生じました。
反省もなく、旧来の古典学習をのやり方を踏襲した結果、
大阪星光学園でも大量の古典難民が発生していると思います。
誰でも、心から納得して理解できる古典学習を要求すべきときです。
英語も漢文も古典も現代文も共通していることは、言語が発言されるに先立って、場面状況があり、
その状況に応じた発言者の意思、感情が先行し、
その後に言語発言、文法があるという順番です。
堅苦しいことはさておき、